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努力は趣味で〜したい人だけ、すればよい

  
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努力は趣味で〜したい人だけ、すればよい

ココロのトリセツ|頑張り方・考え方の話

もし今、「頑張らなきゃ」がずっと頭のどこかにあって、
それでも今日まで、ちゃんとやってきたあなた。

まず、これだけ先に言わせてください。

ここまで、本当に辛抱強く、走り続けてきましたね…。

何の情報収集の記事でもないこの記事に、ふわっと立ち止まってくれたあなたは、きっと、周りに頼ることもなく、ひたすらに「頑張る」人なのだと思います。

そのうえで、今日は少しだけ「努力」の話をさせてください。
これまで、当たり前に責任感で乗りきってきた方に、読んでもらえたらと思って書きました。

…いや、きっと私自身が一番の「自分事」かもしれません(笑)
何かタイトルがあなたの心にフックを掛けたのなら、少しだけ肩の力を抜いて、ご一緒してください。

努力を信じていた私の話

少し前まで、私は、努力がなければ何も成し遂げられないと信じて生きてきました。
努力は「必要なもの」で、当たり前の選択肢でした。

だから、知らないうちに、その価値観を周りにも押しつけていたかもしれません。
今は、少し反省しています。

「努力」という言葉を、調べてみました

意味は、こうです。

  • 休んだり怠けたりせず、つとめ励むこと
  • 意識して、できる限りの力を出すこと

類義語は「頑張る」。
「努」という字には、奴隷の「ド」が含まれています。

汗をかきそうな言葉ですよね。

努力は、必ず報われるわけではありません

これは、もう知っています。

「努力すれば、欲しかった結果が手に入る」とは、約束されていないのです。

試合なら、どちらかが勝てば、どちらかは負ける。
同じように毎日練習した人にも、受け入れがたい結果は届きます。

そんなとき、人は言います。
「結果が全てじゃない。経過が大事」と。

でも、頑張ってきた本人の胸の内は、そう簡単には片づきません。

最終的には、「努力の量が、一歩相手が上回った」。

スポーツ選手の中には、そんな風に言う方もいらっしゃいました。

そう。
努力は実は、そういう意味では「裏切る」ことなどしょっちゅうあるんです(笑)

ただ、積み上げた時間はいつか必ず、血となり肉となり、きっと実を結ぶ日が来ると信じるから、また取り組める。

そうして、「努力家」の人は今日もめげずに頑張り続ける。

努力は、ストレスの一種です

人から強いられれば、なおさらですが。

ところが、「これを手に入れたい」「こうなりたい」「叶ったら嬉しい」という
「快」のイメージを持つと、脳の中では、不安や恐怖の回路の働きが弱まり、
ドーパミンの神経が活性化します。

つまり、努力が「やる気」に変わるのです。

そうなると、もう努力ではありません。

「嬉しくて、もっとやりたい」という、ご褒美つきの、楽しいことになります。

私にも覚えがあります。


受験生だった頃、子どもに「ママは好きで勉強してるんでしょ!」と言われました。

国家試験のための勉強でしたが、私にとっては、知らなかったことを知る「快」そのものでした。


そこに「努力」という言葉はなくて、ただ、学びたかっただけだったのだと思います。

努力していたとしたら、家事と育児と仕事と学生の、多重生活のほうかもしれません(笑)

頑張る、は「頑なに張る」

ある方に、こう教わったことがあります。

―上昇気流に乗るまでは、助走がいるよね。
その助走を努力と呼ぶなら、努力はなるべく少ないほうがいいんだよ。
―

それを聞いて、いろんなことが腑に落ちました。

「頑張る」は、頑なに張る。
心をピンと尖らせて、譲らず、突き通す強さです。

それは、心も体も、ずっと緊張しているということ。
自律神経の面から見ても、いつか必ず「ドスン」と落ちてしまいます。

治療院にいらっしゃる、心や体が疲れた方には、頑張り屋さんがとても多いです。

体も心も、固いものは、ポキッと折れてしまうことがあります。
だから、できるだけ「しなやか」でいるほうが、上手にかわせるのです。

頑張らない、とは違います

反対語を探せば「頑張る ⇔ 怠惰」になるのでしょうが、私が言いたいのは、そういうことではありません。

頑張る方向を変える、ということです。

「やりたい」という意欲が湧くことに、楽しんで、自分から取り組む。
たとえば、体を動かすことも、楽しんで自分から動ける形なら、努力ではなく、ご褒美になります。

事を成すのに、努力は必須ではありません。

努力が好きなら、すればいい。
好きでないなら、しなくていい。

努力は、趣味ですればいいのです。

努力がヘタな人もいるし、苦手な人もいる。

それって、別に、泳ぐのが苦手、料理が苦手、そういうのと同じレベルでいいんじゃないかなと。

努力の反対語


それは、「怠惰」じゃない。

そうですね・・・
私は、これがいちばんしっくりきます。

好きこそ物の上手なれ。

うん。これだなと思います。

順番は「動いてから休む」じゃないのです。

もし、ここまで読んで、少し胸が緩んだなら。
それは、体が「もう、緩めていいよ」と言っているのかもしれません。

頑張り方を変えたくなったとき、うまく心が許さないのなら、体のほうから緩めてしまうという道もあります。

そして、大事なことは「動いたら休む」ではなくて、「休んだから動ける」こっちが正解なんです(*^^*)

頑張るのが好き、そんな時には脳が刺激的に喜ぶ「ドーパミン」が出ています。

前半でお話した「快」ホルモンですね。でも、ドーパミンは体にとっては「興奮」=「交感神経」の方へハンドルを切りがち。

努力が好きな人って、きっと、この「頑張る快感」があったりするのでやめられないんですよね(笑)・・・そんなことない?(笑) だからこそ、うっかり休むのを忘れてしまう所もあるのです。(東洋医学的に、こういう性質の方を「肝体質」と診たてたりします)

エンドルフィンや、セロトニン、オキシトシンは、「幸せ~~~♡」「ホワホワ嬉しいな~」の時によく分泌されていますが、「心地よい」そういう穏やかな気持ちのホルモンは、体に優しいです。

私たち鍼灸師は、このモードに導くことができるから、頑張り屋さんこそ、心と体のケアに鍼灸というチカラも知っていてほしいなと、鍼灸に救われている私は当事者として、一番感じています。

どうか、努力家のあなたが、ほっと一息手放しで心を解ける・許せる場所がそばにありますように。