「一生続くわけじゃない」更年期はいつ終わる?長引かせないための自律神経術
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「このホットフラッシュ、一生続くの?」
「体調が良い日がない……。私の更年期、いつになったら終わるんだろう」
出口の見えないトンネルの中にいるような不安を、一人で抱えていませんか?
治療家として20年以上、多くの女性に寄り添ってきましたが、断言できることがあります。
それは「更年期は一生続くものではない」ということです。
今日は、最新データに基づいた期間の目安から、不調を長引かせずスッと卒業するための「自律神経の整え方」まで、体メンテナンスのプロがお伝えします。
この記事3つのポイント
- 更年期は一般的に「閉経前後10年」。必ず出口があるトンネルです。
- 長引く原因は、「自律神経のパニック」にあります。
- 鍼灸×ヨガの知見を活かしたケアで、変化に強い体へと整えましょう。
更年期はいつ終わる?知っておきたい「期間の目安」

まず現在地を知ることで、大体のイメージが持てるかと思います。
更年期には、個人差はあれど、ある程度の「期間の答え」が分かっています。
1:一般的には「閉経の前後5年」の計10年間
更年期とは、女性の体にとって大きな節目である「閉経」を挟んだ前後5年、合わせて10年間のことを指します。
日本人の平均閉経年齢は、長きにわたって50歳と言われていましたが、最新の研究で52.1歳という結果が出ています(※2012年 徳島大学 安井敏之氏らによる研究)。
つまり、更年期はその前後5年ずつですので、出口の目安は「55歳~57歳前後」となります。
50代後半を迎える頃には、ホルモンバランスの変化に体が慣れ、心身が安定してくる方がほとんどです。
当院におみえになっているクライアントさんも、改めてデータを見てみると「50歳~59歳」の方が約46%ほど、40代の方も含めると57%いらしていますが、「更年期」のまさにど真ん中におられる方の生のお声も日々伺っています。

① 症状のピークは閉経の前後2〜3年が多い
10年間ずっと同じ辛さが続くわけではありません。
多くの場合は、閉経の直前や直後の数年間に症状が強く出やすく、その後は体が「女性ホルモンが少ない状態」に慣れていくため、自然と落ち着いていきます。
更に、更年期症状というのは自律神経という体のあちこちを支配する場所に影響が及ぶことから、100~300コもあると言われています。
そして、閉経前のよくある症状と、閉経後のよくある症状も変わります。
ホットフラッシュが落ち着いてきたかと思ったら、最近手首や肘や、関節が痛い…といったことは臨床の場に居ると本当によく耳にしますし、専門機関のデーター上でも、そうした傾向が見られます。
② 60代以降の不調は別の原因があることも

「還暦を過ぎても症状がある」という場合、それは厳密には更年期障害ではなく、別の原因による自律神経の乱れや、関節の病態かもしれません。更年期の違和感を放置したり、自律神経が乱れた状態が続いてしまうと、年齢に関係なく不調が続くリスクがあります。
ちなみに、当院では43%ほど60代以降のクライアントさんがおられます。
時折、「更年期、そんなになかったんですよね?」とおっしゃる方もいるのですが、実際には「更年期症状」が目立って気にならなかった、という事かと思います。
しかし、お悩みを伺っていると「更年期に水面下で進行していた変化」が更年期を抜けた後にじわじわ出てくる、という「更年期由来の症状」が幾つも出てきます。
こうした、「更年期の最中とその後」を多くみてきた私がお伝えできることを、お話してみますね。
2:なぜ長引くの?更年期の卒業を遅らせる「3つの要因」
更年期が終わる期間には個人差がありますが、症状が長引いてしまう方にはいくつかの共通点があります。
① ストレスによる「自律神経の柔軟性」の低下

脳の視床下部は、ホルモンの司令塔であると同時に、自律神経のコントロールセンターでもあります。ここにストレスがかかり続けると、脳が変化に対応できずパニック状態が続き、症状が長引いてしまいます。
ストレスからくる異常なストレスも、視床下部と密接に関わっている為、更年期になってやたら「やけ食い」が増えてしまった…という方は、全体のストレスコントロールを行う必要があります。
絶対に、ここで無理な食事制限はしないでください!!(そして、たぶん効果がないので!!)
更年期これも知ってほしい!
②「冷え」と「血流不足」による内臓疲労
下半身が冷えていると、自律神経は体温調節に手一杯になり、ホルモンの変化をカバーする余裕がなくなります。
この余裕のなさが、いつまでも辛い状態を引き起こす原因となります。
この辺りも、筋肉量が保たれ、運動習慣がある方のほうが、体温調節も上手なため、更年期の変化に耐えやすいという理由の一つなんですね。
③「早く治さなきゃ」という焦り
完璧主義な方ほど、「以前の自分に戻らなきゃ」と焦りがちです。
しかし、その焦りが交感神経を刺激し、さらに自律神経を乱すという悪循環を生んでしまいます。
そして私は、1つ気付いたことがあります。
完璧主義の方ほど、「私は完璧主義じゃない。全然まだできてない」と、思っていらっしゃいます。(私調べ)
そうなんです。完璧主義傾向のある方は、本当にご自身へのハードルが高いので、「まだちゃんとできてない!」「こうなってないと全然ダメだな‥」と思っているから、「完璧ではない自分」を常に感じています。
故に、「完璧(じゃないから)主義」だと気づいていない。
或いは「そう思いたくない」という思いがあるために、ご自身のMaxに気付かずに頑張り続けているのではないかと思うのです。
なんせ、たぶん私がそうなので…(笑)
周りから「完璧主義」と言われることも好きじゃなかったし、大体「完璧主義」なわけじゃないので(笑)、単に「こだわりが強い」だけと思っています。(できないものは、全然できないし。むしろできないものの方が多い)
でもこれを、おそらく「完璧主義」というのなら、「どうでもいいや、と思えるものは、あっさり手放す」のがコツだろうと、私はそう思っています。(そして、そういう気質を東洋医学では「肝虚」と言います。)
完璧主義をやめろ、なんて、今更難しいんです。
でも、「別に良いか」と思えるものは、さっさと手放す!!
ならば、結構出来ちゃったりします。是非試してみてください♪

仕事と家事と、子どもや家族のマネージャーなんて、全部一人で出来るワケない!!
もはや我が家は、家族の洗濯物を畳む文化はなくなりましたし(私のは畳みますw)、裏返しの洗濯物なんて、そのまま干して、乾いてもそのまま各々のかごに放置です(笑)
自分のことは自分で!!そのスタンスで行くと、結構楽です(笑)
3:出口を早める!長引かせないための「自律神経術」
一日でも早くトンネルを抜けるために、今すぐ自宅でできるセルフケアをご紹介します。
①:脳のパニックを鎮める「耳もみ」

耳には自律神経を整えるシステムが集中しています。
イライラやのぼせを感じたら、耳を上下横に優しく引っ張ったり、揉んだりしてみてください。これだけで脳にリラックスの信号が送られ、落ち着きを取り戻せます。
ちなみに、私は施術中、ほぼ毎回皆さんの「耳の状態」で疲労度をみています。
②:下半身を温めて「脳のオーバーヒート」を防ぐ
脳がパニックを起こすと、熱が頭に上る「上熱下寒(じょうねつげかん)」の状態になります。足湯やレッグウォーマーで下半身を温め、上に上った熱を物理的に引き下げてあげましょう。これが熟睡への近道にもなります。
③:あえて「何もしない時間」を5分だけ作る

スマホを見ず、家事の段取りも考えない。ただぼーっとお茶を飲む。そんな5分間が、過労気味の脳をリセットし、自律神経の回復力を高めてくれます。
「ぼーっとするって罪!!!」なんて、忙しい頑張る女性しか、思っていません!!!!
見てください!!!周りの家族なんて、ソファーに座って、スマホ見たり、お菓子食べたり、好き勝手やってませんか?!(これを、自由と呼びます笑)
あなたが、たった15分、ぼーっと、していたってバチなんて絶対に当たりません!ご飯のことなんて、考えたくなかったら、考えない。家族のためにという謎の鉄壁の縛りを、もう解いていいと思っています。(私の個人的な意見です)
④:筋肉を使うことで「整うホルモン」を味方につける
ヨガの「英雄のポーズ」のように、胸をしっかり開き下半身を踏みしめて使う運動は、自律神経を整える最も簡単な方法の一つです。脚の大きな筋肉を働かせることで、前向きな気持ちになれるホルモンの分泌を助けます。

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4:変化に強いカラダ作りが決め手
あなたが一日も早く笑顔を取り戻せるよう、体の「土台」から整えていくことが大切です。
プレ更年期から準備しておくのが理想ですが、今まさに渦中にいる方にも、できることは幾つかあります。
①:鍼灸とテクノロジーで自律神経をサポート


当院の話ですと、鍼灸で気の巡りをスムーズにし、高周波温熱療法(ラジオ波)でお腹の深部から温める。
この組み合わせは、乱れた自律神経を整えるだけでなく、変化に柔軟に対応できるしなやかな体を作ります。
②:医療機関との併用で安心感を
「今、自分がどの段階にいるのか」を知るだけで、不安の半分は解消されます。
鍼灸が得意な分野と、ホルモン療法などお医者さんが得意な分野を理解した上で、当院では、必要があれば病院と併用して通っていただくスタイルを推奨しています。
私は全てが鍼だけで解決する、という考えを持っていません。
更年期症状の根本は「女性ホルモンの乱高下」が根本にある訳なので、体が徐々に慣れるように「ホルモン補充療法」という選択肢があってよいと思っています。
勿論、片頭痛持ちさんや、乳がんの既往がある方など、専門の先生とよく相談されて解決策を一緒に見つけていくのがベストだと考えています。
その上で、私ができること(鍼灸ができること、高周波ができること、など)を考えてご提案しています。


お近くの「ホルモン専門医」はこうしたサイトでも探せます!是非いいお医者さんと出会えるといいですね(*^^*)
まとめ:一生は続きません。出口に向かって一歩ずつ
更年期のお腹太りや不調は、体があなたに「もっと自分を大切にして」と伝えているサインでもあります。
「更年期はいつ終わるの?」という問いへの答えは、「あなたの自律神経が、エストロゲンの少ない体を受け入れたとき」です。
焦らなくて大丈夫です。
まずは「今までは大丈夫だったのに!」という気持ちを捨てて、体の変化を受け入れる準備を一緒にしませんか??
そして、姿勢を整え、めぐりを良くすることから始めましょう。
自律神経の調整、「めぐりの改善」は鍼灸の十八番です!
二人三脚で心と体を緩めつつ、眠ってしまった筋力を呼び覚まし、今一度体を作り変えていけば、必ず出口は見えてきます。
それどころか、「エストロゲンのなくなった体(老年期と言います)」をいかに「自由に・痛みなく」過ごせるかもこの時期のケアにかかっているという事を、私は改めてお伝えしたいです。(自分自身にも言い聞かせつつ…)
10年先も軽やかなカラダで自由に、楽しく暮らしたい方は、是非AcuStudio U.で一緒に体作りをスタートしてみませんか??
ご予約の取り方や、どのコースがいい?など、ご予約前のご不安はいつでもお気軽にお声がけくださいネ。
具体的な体の現状の相談やアドバイスだけでもお受けしています。カウンセリング予約で、当院と合うかどうかもお気軽にお試しください。鍼が初めての方は1~2本手足に体験いただくことも可能です!
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あなたの10年先の軽やかなカラダ作りを丁寧にサポートします。