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更年期障害になりやすい人の特徴|筋力不足と冷えが不調を重くする⁉

    
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更年期障害になりやすい人の特徴|筋力不足と冷えが不調を重くする ...

この記事3つのポイント

  1. 更年期障害になりやすい人の共通点は、性格よりも「体質」が深く関わっています。
  2. 筋肉が不足すると、ある「物理的な理由」によって自律神経が乱れやすくなります。
  3. 血流と筋力を整えることは、今すぐできる最も効果的な更年期対策です。

1: なぜ同じ年齢でも「更年期障害になりやすい人」がいるのか

こんにちは。横浜元町の鍼灸治療院 AcuStudio U.(アキュスタジオユー) 院長のマキです。

今日は横浜も雪が降っています。
外の寒さを感じながら、空き時間にパソコンに向き合っています。

さて今日は、更年期についてクライアントさんから寄せられたご質問にお答えした経験から、同じように悩んでいる方がいらっしゃるかもしれない「同年代の友達は汗かくくらいだよ!っていうのに、私だけ、症状が重いような気がする…」についてお話してみようと思います。


実は、更年期症状が重度(更年期障害)になりやすい人の体には、明確な理由があります。

女性ホルモンが減少する条件は皆同じですが、その変化による影響を強く受けてしまう人と、軽く済む人がいます。
その差は、性格や気の持ちようではなく、現在の「体の状態(血流や筋力)」にも原因があります。

更年期の不調を「運」や「ホルモンのせい」だけで終わらせず、自分の体が今どうなっているのかを客観的に知ることから始めましょう。

2:【体の傾向チェック】更年期障害になりやすい人の3つのサイン

以下の状態に心当たりがあるなら、更年期の症状が悪化しやすい「なりやすい人」の傾向にあります。

実は、「体質チェック」といった方が、皆さんにはなじみがあると思うのですが、ここでは「持って生まれた体の個性」=「体質」ということではなく、現在のあなたの体が置かれている状況(好転的に環境や様々な習慣によって得たあなたの体のクセ)という意味で「体の傾向チェック」と書きました。

①「下半身の冷え」を放置している

足元が冷えていると、血液は上半身に停滞しやすくなります。

これが、足が冷えて、激しいのぼせや急な発汗が顔に起こる「上熱下寒(じょうねつげかん)」の原因です。

冷えの放置は、更年期特有の血管運動症状(ホットフラッシュ)を強くする要因になります。


②「下半身の筋肉」が減少している

「以前より疲れやすくなった」「階段がしんどい」と感じるのは、エネルギーを作る筋肉が減っているサインです。筋力が低下すると体で熱を生み出す機能が衰え体の冷えや水はけの悪さも生み出します。

後に体温調節機能も落ち、更年期障害になりやすい体質を助長してしまいます。

③ 自律神経が常に「緊張状態」にある

臨床の場に居ると、この状態の方が特に多いのですが、責任感が強く、自分の休息を後回しにする方は、交感神経が優位になりすぎています。

この日常的な神経の緊張(交感神経優位型の生活・性格)が、ホルモン減少という変化に過剰に反応し、動悸や不安感を強くさせてしまうのです。

なぜならば、「動悸」や「不安感」「汗」というのは交感神経が支配しているエリアになるからです。ついでに言うと、交感神経は背中から枝を出しています。

故に、背中の筋肉がバキバキに凝っていると、交感神経が過剰にスイッチオン状態となり、症状が悪化しやすい状況と言えます。

3:筋力不足だと更年期障害になりやすい?その医学的理由

筋肉は単に体を動かすための組織ではありません。
自律神経を安定させ、血流を維持するための「インフラ(体調を安定させるための基盤」です。

特にホットフラッシュや強い冷えにお困りの方には是非ここをしっかり読んでいただけたらと思います!


① 筋肉は体温を維持する「熱の発生源」

私たちの体温の約40%は筋肉で作られます。

筋力が少ないということは、そもそも熱を生み出す力が弱いということ。
そのため、基本の代謝が悪く、体は常に「冷え傾向」にあります。

この状態だと、脳がしかるべき時に「体温を上げろ」と指令を出しても、肝心の工場(筋肉)が動かないため、熱を十分に作れません。

その結果、脳がパニックを起こし、無理に体温を上げようとして異常な発汗や動悸を引き起こします。

実は、ホットフラッシュなどの異常な発汗やのぼせは、脳の「勘違い」と「過剰反応」から起きています。

とりわけ、いつも心配事や、継続的なストレス・瞬間的なストレスが度重なる環境におられる方は、脳が「戦闘・逃避」のモードに傾きがちです。

これは、交感神経を敏感に研ぎ澄ませている状態のため、少しの変化でも大騒ぎする設定になってしまうのです。



本来、私たちの脳には「この範囲の温度なら大丈夫」という快適ゾーンがあるのですが、更年期に入ると女性ホルモンの減少により、このセンサーが今までよりも非常に敏感になります

すると、例えば下半身が冷えきっている状態を、脳が「体温が下がりすぎていて危険だ!」と過剰にキャッチしてしまうのです。

その結果、脳はパニックを起こし、交感神経をフル稼働させて無理やり体温を上げようとします。

この「脳の空回り」が、心拍数を跳ね上げ(動悸)、必要のないタイミングで血管を広げて大量の汗を噴き出させてしまう……。

これがホットフラッシュの大きな原因の一つです。

ここに、司令塔からの「ホルモンを出せ!」という空振りの指令が重なることで、更年期の揺らいだ体ではコントロールが全く効かなくなってしまうのです。

つまり、のぼせているからといって、それは決して体が温まっている「いい状態」ではありません。むしろ、冷えているからこそコントロールが効かない状況が起こる、という事でもありますよね。

筋肉がしっかりと保たれていれば、平熱が高く、体は常に程よく温められています。

そうなれば、脳がいちいち「冷え」に怯えて過剰な指令を出す必要もなくなり、自律神経の乱高下も、自然と落ち着いてくるのです。

患者さんたちのお話を伺っていても、ホットフラッシュのような状態が「ゼロ」とはいかなくても、出現する回数や、出現する程度にはかなり個人差があるように思います。

性格、考え方のクセ、環境、そして、こうした筋力・体力の差も大きく関わっていることは実際の現場でも目の当たりにするところです。


② ふくらはぎは血液を脳へ戻す「ポンプ」

Comparison illustration of normal foot and cold foot ( sensitivity to cold, cold toes) / Japanese

そして、足の冷えと言えば…「第2の心臓」であるふくらはぎの筋力が弱いと、当然循環が悪くなり、冷えと共に、重力で下がった血液を脳へ戻す力が不足します。

脳への血流が不安定になると、視床下部(自律神経の司令塔)が正常に機能しなくなり、イライラや眠りの浅さを招きます。

③:運動による刺激が心を安定させる

筋肉を動かすと、脳内から心を安定させる物質(セロトニン等)が分泌されます。

適度な運動は、更年期特有の「理由なき不安」を鎮めるための、最も効率的な手段です。

また、筋肉を動かす恩恵は、それだけではありません。

最新の研究では、筋肉から『マイオカイン』という若返り物質が出ることが分かってきました!

これには、脳の神経を新しくして記憶力を高める効果や、脂肪を燃やし、異常な食欲を抑えてくれる効果まで含まれています。

更年期に入って『物忘れが増えた』『過剰な食欲がコントロールできない』と感じるなら、それは筋肉からのこの物質が不足しているサインかもしれません。

筋肉を動かすことは、単なるトレーニングではなく、脳と心を整えるための『究極のセルフケア』なのですね。

ACU

運動が脳の「肥料」であるBDNFを増やすという研究は、ハーバード大学のジョン・J・レイティ博士(『脳を鍛えるには運動しかない!』著者)の研究が世界的に有名です。

4:更年期障害になりやすい体から脱する「根本ケア」

体の不調の傾向は今からでも変えられます。

大切なのは、段階を踏んで血流と筋力を取り戻すことです。

①:まずは「温活」で血流を正常化する

筋肉が冷え固まった状態でいきなり動くのは効率が悪く、体に負担がかかります。まずはラジオ波などで体の深部を温め、血管の柔軟性と血流を取り戻しましょう。血行が良くなると、自律神経の過剰な緊張が解けていきます。

【画像挿入③:ラジオ波やお灸など、温活の施術風景の写真】

①:10年後を見据えた「筋力の維持(貯筋)」

更年期障害になりやすい体質を改善するだけでなく、10年後、20年後も「朝から元気に動ける私」でいたいと願うのならば、やはり「今から」少しずつ継続してくことが、本当に本当に大切なんです。

今できないこと、やりたくないこと、というのは、年齢が上がると、先ほどの筋力からの良い循環も得られなくなっているため、もっと「やりたくない」「面倒くさい」という時代が訪れます。

更年期症状や、障害は本当にお辛いと思います。

だからこそ、頑張る必要はないので、一人ひとりの体力に合わせ、無理のない範囲で筋肉に刺激を与える習慣を生活に取り入れられたら、少し楽な明日がやってくるのではないかと思います。


まとめ:未来の元気は今のあなたを知ることから


1つだけ整理しておくと、よく間違えやすいところとして、「更年期になりやすい人」というのは実はおかしな表現なのです。

更年期は女性なら必ず「なる」です。

更年期を通過するからこそ、「どうやって通過していくか」がとても大事なポイントになります。

その上で「更年期症状」に悩むかどうかは、人によります。

そして、「更年期障害になる」かどうかも人によるのです。

問題は、「更年期症状が深刻化して、生活に及ぶほど辛い場合」=更年期障害の辛さ、という事ですよね。

更年期症状が、「障害」まで発展してしまった場合は、一度お医者さんに相談し、ホルモン治療の選択肢もあっていいかもしれません。

鍼灸とホルモン治療を並行している方もたくさんいらっしゃいますし、実際鍼灸師の中でも、その認識は高まっています。

1人で不安な時、お医者さんに行くのは勇気が…という時は、是非鍼灸院を訪ねてみてください。

更年期症状に対する理解が深い治療院・治療家なら、あなたの悩みに根気よく向き合う準備ができています。

勿論、当院を頼っていただければ、まずはそのお悩みをゆっくり聞かせていただくお時間を設けていますので、いつでもご来院くださいネ。

この記事があなたのお辛さを少しでも和らげるきっかけになってくれたら幸いです。

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