肩が痛い!これって四十肩?痛みのステージ別40代から始める「動く肩」の守り方
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はじめに:「ただの肩こり」とは違う四十肩のサイン
「徐々に腕が上がらなくなってきた」 「寝返りを打つたびに肩に激痛が走る」
40代・50代の女性にとって、こうした「肩の異変」はじわじわと水面下で進行しており、違和感が急激に痛みに変わってくることもあります。最初は「寝違えたかな?」「ただの肩こりかな?」と放っておきがちですが、実はその違和感こそが四十肩(五十肩)の始まりかもしれません。
四十肩は、放置すればいつか治ると思われがちですが、適切なケアをしないと肩の組織がベタッとくっつく「癒着(ゆちゃく)」を起こし、数年経っても腕が上がりきらない……という後遺症を残してしまうこともあります。
確かに、四十肩(五十肩)は、放置したとしても、自然治癒するといわれていますが、日常生活では「まあまあ問題なく回復する」ことはあっても、趣味やスポーツを思いっきり楽しむには十分な可動域を戻せないままになることもあります。(こじらせて2年、3年と違和感を抱えている方も少なくないのが現状です。)
今日は、21年の現場経験から、あなたの肩が今どの「ステージ」にあり、どう動かしていくのが正解なのかをお話しします。
この記事3つのポイント
- 対処法はステージで違う 炎症期・拘縮期・回復期の見極め方
- 良かれと思った努力が逆効果? 痛みを長引かせる「自己流ストレッチ」の罠
- 10年後の可動域を守る 鍼灸×温熱×ヨガで癒着を防ぎ、しなやかな肩を取り戻す方法
1. 四十肩には「3つのステージ」がある:あなたは今どこ?

四十肩には、回復までに必ず通る3つのステップがあります。今の自分の状態に合わないケアをすると、かえって痛みを長引かせてしまうので注意が必要です。
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第1ステージ:炎症期(急性期)ー じっとしていても痛い時期
肩の組織が火事を起こしているような状態です。
- 特徴: 何もしなくてもズキズキ痛む、夜に痛みで目が覚める(夜間痛)。
- 過ごし方: この時期に無理に動かすのは厳禁です。「火事」の時に風を送ってはいけないのと同じで、まずは安静が第一。痛みと不安が強い時期ですので、無理せず医療機関やケアのプロを頼ってください。(注意:まずは医師の診察を受け、四十肩以外の肩の疾患でないことも確かめてもらいましょう)
また、この時期「冷やすの?」「温めるの?」という疑問を良くいただきます。ケガ以外の症状で「冷やす方が良い!」というケースは実はあまり多くはないのですが、冷やすというよりは、「鎮痛」を目的として、眠れないほど辛ければ湿布のようなものを限定的に使うケースも出てくると思います。自己判断で迷うのであればまずは眠れないほど辛い場合は一度医療機関にご相談くださいネ。
ちなみに、私自身の考え方は、眠れる事を優先する方が身体にとって何よりの治療になるため、痛みで寝られないほど辛いなら、病院で処方されている湿布を正しく使うことは悪くはないと考えています。(もちろん、予防で使うのは大反対ですが)
第2ステージ:拘縮期(こうしゅくき)ー 肩が固まる時期
火事は収まったものの、焼け跡が固まってしまった状態です。
- 特徴: 鈍い痛みは減るが、腕を上げようとすると「ロック」がかかったように動かない。じっとしている痛みはなく、動かしたときの違和感が強い。
- 過ごし方: 別名「凍結肩」とも呼ばれます。無理のない範囲で、少しずつ組織を「溶かす」ように動かし始める準備期間です。
この時期が、一番長く、困る時期のように思います。実際、鍼灸院でお会いするケースが多いのです。五十肩で最も特徴的な症状が「固まって動かない。すごく痛いわけじゃないけど、動作によって痛い不便な時期」になるのではないでしょうか。
そして、この時期にリハビリ的に施術をスタートするならば、定期通院を強くお勧めしています。というのも、この時期には一足飛びに良くなるわけではなく、「時間」と総合的なケアが必要になるからです。
私の経験上、病院で行える外科的処置や薬などをつかわず(体の負担を極力抑え)、自然治癒力を信じて回復させていきたい場合は、この「定期的な施術」がどれだけできたかによって、回復の具合が全然違う!!!と確信しています。
第3ステージ:回復期 ー 少しずつ可動域が広がる時期
少しずつ「解凍」が始まり、肩が動くようになってくる時期です。
- 特徴: 動かした時の痛みはあるものの、可動域が目に見えて広がってくる。
- 過ごし方: ここで適切な「正しい動かし方」を身体に再インストールすることで、再発を防ぎ、以前よりもしなやかな肩を取り戻せます。このステージに入ってきたら、治療院での施術だけではなく、積極的なセルフケアがカギを握ります!

【実際の症例】でもこの時期1週間~2週間に1度のケアを行った女性の場合は、早くて半年、標準的には1年位かけて改善していくケースが多いです。当院では、肩だけではなく骨盤~背中の状況が深くかかわるため、一緒にケアを始めるため、肩が治る頃には腰痛も気にならなくなっていた!というケースも多々あるんです。
おまけコラム
実は「四十肩」という病名はない!?
余談ですが、病院の診断書に「四十肩・五十肩」と書かれることはまずありません。これらはあくまで中年以降に起こる肩の痛みの「俗称」なんです。
病院での正式な名前は「肩関節周囲炎(けんかんせつしゅういえん)」といいます。また、肩が凍りついたように動かなくなる状態を「凍結肩(フローズンショルダー)」と呼ぶこともあります。
今回は皆さんに馴染みのある「四十肩」という言葉でお話ししていきますが、実は医療の世界ではそんな名前がついているんですよ。
2. 20年以上現場で見てきた「四十肩を長引かせる人」の共通点

これまで多くのお客様を拝見してきましたが、残念ながら回復を遅らせてしまう方には共通した「頑張り方」があります。長引かせてしまい、拗らせ肩になっている方の共通点を少しお話しますね。
長引かせる人の共通点
- 自己流の激しいストレッチ: 炎症期に「固まっちゃいけない」と無理に回してしまい、さらに炎症を広げてしまう。
- 「いつか治る」の放置: 冷えや血流不足を放置した結果、組織がガチガチに癒着してしまい、拘縮期が長引いてしまう。長いと2年以上回復せず(あるいは回復が中途半端)痛みが続く人もおられます‥
- 肩だけをみている: 肩の痛みは、実は背中や胸の硬さ、姿勢の崩れからくる「悲鳴」です。肩だけを揉んでも根本的な解決にはなりません。
3. 40代から始める「動く肩」を守る3つのルール
ルール①:痛みのシグナルに逆らわない
「痛い」と感じる動きは、身体からのストップサインです。ステージに合わせて、今は「休める時」なのか「動かす時」なのかを正確に見極めることが、最短ルートでの改善に繋がります。
ルール②:肩の「代わりの場所」を動かしておく
肩が痛くて動かせない間も、手首、肘、そして肩甲骨(背中)は動かせます。周りの血流を良くしておくことで、肩の回復を間接的にサポートできます。
ルール③:深部から温めて組織を「枯らさない」
40・50代は身体の「潤い」が減りやすい時期。冷えは最大の敵です。お風呂や温熱ケアで組織に血流を届け、ガチガチに固まるのを防ぎましょう。
4. U.スタイル:ステージ別アプローチ

当院では、あなたの肩が今どのステージにあるかを21年の経験から見極め、最適なケアを組み合わせます。
U.スタイル:アプローチの引き出し
- 炎症期の痛みには「鍼灸」で神経の興奮を鎮め、夜ぐっすり眠れる身体へ。
- 拘縮期には最新の「ラジオ波」で、自力では届かない深部の癒着をじっくりと溶かします。
- 回復期には「ヨガ」の知見から、再発しないための「正しい身体の使い方」や簡単な肩の運動をマンツーマンでレクチャーします。
「今、何をすべきか」を知るだけで、心の不安はずっと軽くなります。
まとめ:10年後の「自由な腕」は、今のケアで決まる

「腕が上がらない」という不自由さは、想像以上にストレスが溜まるものです。
でも大丈夫、適切なケアをすれば肩は必ずまた動くようになります。
早期の相談こそが、早期改善への一番の近道です。横浜元町の静かな空間で、あなたの肩のステージに合わせた「一生モノのケア」を一緒に始めてみませんか?
10年後も、好きな服を軽やかに着こなし、自由自在に動ける身体でいられるように。あなたの「第一歩」を全力でサポートいたします。
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