40代の肩の痛みが治らない理由|鍼灸師が教える脳と内臓の意外な関係
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この記事の3つのポイント
- 「痛い場所」に原因がない?長引く痛みの裏に潜む「脳の誤作動」の正体
- お腹の疲れが肩に響く?知っておきたい「内臓からのSOSサイン」と関連痛
- 「U.スタイル」で心身を再起動。10年後も軽やかに動ける身体を作るための具体策
はじめに:なぜあなたの肩の痛みは、マッサージで治らないのか?
「湿布を貼ってもその場しのぎ。整体に行っても数日で戻ってしまう……」 「40代になってから、肩の痛みがずっと居座っていて、何が正解かわからない」「マッサージに行っても、すぐ辛さが戻ってしまう」
そんな出口の見えない不安を抱えていませんか?
実は、40代以降の長引く肩の痛みは、20代の頃のような「単なる筋肉の使いすぎや肩こり」とは根本的にワケが違います。
年齢とともに変化するホルモンバランス、積み重なった疲労、そして無意識の姿勢のクセ。これらが複雑に絡み合っているため、痛い場所だけを揉んでも「治らない」という結果になってしまうのです。
私はこれまで多くの女性の身体と向き合ってきました。東洋医学、西洋医学、そしてそれらの臨床経験も踏まえて、あなたの肩の痛みがなぜ長引いているのか、今日は少し別の角度から「意外な正体」を解き明かしていきます。
① 脳が痛みを「記憶」してしまっている(脳の感作)

痛みが数ヶ月続くと、たとえ肩の組織自体が修復されていたとしても、脳の神経回路が「痛いのが当たり前」というモードに固定されてしまいます。これを専門用語で「感作(かんさ)」と呼びます。
脳が常に「緊急事態モード」に入っているため、本来なら痛みを感じないような日常のわずかな動きに対しても、過剰に「痛い!」と反応してしまうのです。
この状態では、筋肉をほぐす以上に、鍼灸などで神経系をリラックスさせて「脳の警戒を解いてあげるケア」が不可欠になります。(当院ではこの鍼を「めぐりの鍼」として、鍼パルスや痛みをほとんど感じない日本伝統的な経絡治療という手段を用います)
② お腹の疲れが肩に届く「内臓からのSOS」
ところで、私たちの身体には内臓に負担がかかると、その場所を守るために表面の筋肉を反射的に硬くする性質があります。これを「内臓体壁反射」と呼びます。
例えば、右肩のしつこい重だるさは「肝臓」の疲れ、左肩の痛みは「胃や心臓」の負担が影響していることも少なくありません。
また、強いストレスや不安が続くと、自律神経を通じて胃腸などの内臓に影響し、結果として肩や首の筋肉の緊張や体の歪みにつながることがあります。
40代女性は、更年期に伴う変化やストレスで、胃もたれや便秘などふくめ、内臓が疲弊しやすい時期。この「中からのサイン」で背中や肩・腰がコリのシグナルとなって表れる反応があるという事です!
【専門家コラム】東洋医学が教える「全身のつながり」

東洋医学の「経絡(けいらく)」というエネルギーの通り道で見ても、内臓と肩は密接に繋がっています。身体は決してパーツの集まりではなく、一つのユニットとして動いているのです。
例えば、膝の下にある「足三里(あしさんり)」というツボを刺激すると、脳を介して胃腸の働きが活性化し、結果として肩の力が抜けることがあります。(先ほどお話した、内臓⇔体のコリの反射です)
逆に、胃の調子が悪い時には足のツボに「痛み」が出ることも。このような身体の「つながり」を理解することも、治る身体への近道です。

「足三里」は松尾芭蕉の『奥の細道』作中にも登場します。旅の安全と健康(健脚・健胃・免疫UP・病気予防)を願って足三里にお灸をすえることを習慣にしていたと考えられています。これは、経験に基づいた先人の知恵であり、現代の医学研究でもその効果が注目されています。 足三里は現代医学でも最も研究されているツボの一つでもあります!
2. 40代からの「治る身体」を作るための新常識
今のあなたに必要なのは、これまでの「強い刺激でほぐす」という習慣を捨て、身体のシステム全体を再起動(リセット)することです。
つまり、体の一部の痛みにとらわれるのではなく、「そうなってしまう原因」を見極めて改善していくことが、この先の快適な体のためには重要なんだよ、という事です。
また、40代からは闇雲に動かすのではなく、「今の自分の身体がどの段階にあるのか」を冷静に見極めるヘルスリテラシーが求められます。
特に炎症が起きている時に無理なストレッチをすると、組織をさらに傷つけてしまいます。プロの目で現在のステージを正確に判断し、その時に最適な刺激量を送り込むことが、最短で改善するための鉄則です。

ヘルスリテラシーとは、健康や医療に関する情報を自ら探し出し(入手し)、理解し、評価し、そして適切に活用して、自身の健康維持・増進や病気の予防、適切な医療選択につなげる能力のことなんです。つまり、信頼できる相談相手を見つけること、健康を維持するために活用できるものを探して、いつまでも元気で居れるようにしようね、という事です。
筋肉の「滑り」を取り戻すための深部ケア
長引く痛みや動かしにくさの背景には、筋肉同士がベタッとくっつく「癒着(ゆちゃく)」が起きています。筋肉は、滑り合って初めてスムーズに動けるもの。
この滑りの悪さが血流を阻害し、さらなる痛みを呼ぶという負のループを生んでいます。この癒着は、単なるマッサージでは解消されません。ラジオ波などで組織の深部まで温め、カサついた筋肉に「滑走性」を取り戻してあげるプロセスが必要です。
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3. AcuStudio U.(アキュスタジオ ユー)が提案する【U.スタイル】
横浜元町の鍼灸スタジオ「AcuStudio U.(アキュスタジオ ユー)」では、こうした複雑な40代以降の肩の痛みに対し、多角的な「U.スタイル」でアプローチします。
20年以上の経験から辿り着いた、伝統的な知恵(鍼灸マッサージ)と最新テクノロジー(高周波/ラジオ波)を融合させた独自のメソッドです。
鍼灸(神経・内臓ケア)で脳と中から整える

鍼灸の最大の強みは、自律神経に直接働きかけられることです。深いリラックス効果によって、脳に刻まれた「痛み記憶」をリセットし、同時に内臓の働きを活性化させます。
「肩が痛いのに足や背中に鍼を打つの?」と驚かれるかもしれませんが、それこそが全身のバランスを整え、内側から痛みの出ない身体を作るための戦略的なアプローチなのです。
これを、東洋医学的な表現で、「本治」と言ったりもします。詳しくはまた、東洋医学のコラムで書こうと思います。
ラジオ波(深部温熱)で組織を「解凍」する

癒着してカチカチに固まった組織には、高周波(ラジオ波)を用いた深部温熱が非常に効果的です。
手技では届かない身体の深部をじんわりと温めることで、コラーゲン線維を柔軟にし、癒着した組織をまるでバターを溶かすように「解凍」していきます。
施術後の「肩が羽のように軽い」という感覚は、組織の潤いが戻ったサインです。
高周波は当院の温活療法のメインでありますが、心地好さが評判で、クライアントさんの約8割ほどの方がコースに組み込み治療を進めています。
ヨガトレ(機能改善)で正しい動きを再インストールする
痛みが取れた後の「仕上げ」こそが、10年後のあなたを作ります。ヨガ運動学の知見を活かし、肩に負担をかけない一生モノの「正しい身体の動かし方」をカラダ(脳)に再インストールします。
U.では、「なぜ痛くなったのか」という原因である姿勢のクセを修正することで、通院されていない時間も、ご自身で不調をコントロールできる状態を目指します。
「あれ?どうやるんだっけ??」というご質問には、これまた何度も何度も優しくお応えしますので、ご安心くださいネ!…皆さん、術後は気持ちよくなって夢見心地なので、ごく簡単にお伝えするようにしています。

本格的にエクササイズや姿勢コントロール術を教えて欲しい!という場合は、パーソナルヨガトレ―ニングも既存のお客様限定になりますが、リカバリーメニューとして導入していますので、痛みが取れてきたら是非チャレンジしてみてくださいネ♪
院長ブログもご覧ください
まとめ:10年後の自分に「あの時始めてよかった」と言えるように
「もう若くないから仕方ない」「この痛みとは一生付き合っていくしかない」と、諦めないでください。それは身体が諦めているのではなく、あなたが諦めてしまっているだけかもしれません。
当院には、70代、80代のクライアントさんも多く通われています。皆さん、丁寧なケアを重ねて身軽になられていますが、よくこう仰います。「あぁ、40代くらいからしっかりケアしておけばよかったわ〜!」と…。
気付いた時が始め時です!
是非「はじめの一歩」を踏み出してみてくださいネ!一人ではなかなか…という時こそ、当院のドアを叩いてみて下さいね。あなたのゴールに沿って、あなたのペースでお手伝いいたします。

肩の痛みは、身体が「使い方の見直し」を求めているサイン
未来の自分に向かって、今ならできることがまだまだたくさんあります。肩の痛みは、あなたの身体が「これまでの無理な動かし方や、溜まった疲れを一度見直してほしい」と必死に送っているサイン。
そのサインを正しく読み解き、今から丁寧に整えていけば、身体はいくつからでも必ず応えてくれます。横浜元町のプライベート空間で、あなたの身体づくりの最適解を一緒に見つけていきませんか?
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